〇レーザクリーニング装置のご紹介(特長、仕様、除去事例)

自社開発・自社製造のレーザー洗浄装置「イレーザー®」

レーザクリーニングの特徴

  • レーザを当てるだけのドライ且つ非接触な洗浄が可能
  • 被除去物が気化または剥離するので、洗浄後の手間が少ない
  • 最適条件下であれば母材にダメージを与えずに洗浄可能
  • 供給電源AC100V またはAC200V (50/60Hz対応)
  • 空冷仕様(チラー等の外部冷却器は不要)

従来の手法から置き換えた場合の効果

  • 廃液処理や騒音の問題がないため、環境にやさしい
  • ブラストメディア飛散防止の養生や回収が不要
  • トータル工数の削減
  • ランニングコストは電気代(@20円/h未満)のみ(※2024年時点)
  • 大型の洗浄物などを移動させることなく洗浄可能

各種洗浄方法とのメリット/デメリット(当社調べ)

洗浄方法
メリット
デメリット
ドライ洗浄
  • レーザー
  • 汚れが早く落ちる
  • 製造現場で洗浄が可能
  • ランニングコストが低い
  • 部分的な洗浄も可能
  • 騒音に困らない
  • イニシャルコスト
  • 分厚い汚れは時間がかかる
  • レーザ光が当たらない所は除去できない
  • 高低差がある形状はやや苦手
  • ブラスト
  • ブラシ
  • ドライアイスブラスト
  • 製造現場で洗浄が可能
  • 汚れが十分に落ちない
  • メディア飛散や騒音の問題
  • ランニングコストがかかる
  • 洗浄物を冷やしてしまう
ウェット洗浄
  • ウエス拭き
  • 超音波
  • 高圧ジェット
  • スチーム
  • 薬液洗浄
  • 汚れが隅々まで落ちる
  • 廃液処理の問題
  • 洗浄溶剤が危険
  • 洗浄物を傷つける
  • 洗浄物をバラし、組付けが必要
  • 洗浄工程が多い
  • 乾燥しなければならない

製品ラインナップと仕様

【ハンディー仕様】

型番
TEFⅡ-70
(70W機)
TEFⅢ-110
(110W機)
レーザ
レーザ最大出力
70W
110W
波長
1060-1080nm
パルス周波数範囲
1-500kHz
1-4000kHz
クラス分類
クラス4
走査系
最大レーザスキャン幅※1※2
66/108/172mm
112/176/245mm
最大レーザスキャン周波数範囲※2
1-500Hz
寸法
制御部本体
D600×W360×H880mm
D660×W360×H880
レーザ照射ヘッド
D330×W100×H150mm
標準伝送ファイバー長
4750mm
4200mm
重量
装置全重量
70kg
47kg
レーザ照射ヘッド
2.8kg
電力
最大消費電力
530W
660W
使用電源
100V

【注記】

  • 照射ヘッドに取り付けるfθレンズによって異なります。また、発振器特性に起因する若干の個体差があります。
  • スキャン速度による上限値があります。
    スキャン幅と周波数の組み合わせ次第では理論的なスキャン速度が得られない場合があります。
  • 製品仕様は改良の為、予告なく変更する場合があります。

【2軸システム仕様】

型番
TEB-SF-ELASER
スタンダードモデル
XYステージ付き(オプション)
レーザ
レーザ最大出力
<100W
波長
1050-1080nm
パルス周波数範囲
1-700kHz
クラス分類
設備
クラス1相当
発振器単体
クラス4
走査系
洗浄可能範囲(参考値)
280×280mm
450×450mm
スキャン速度
最大24,000mm/sec
寸法
設備外形
D1000×W900×H1750mm(突起物を除く)
投入可能ワークサイズ(上限)
D450×W450×H100mm
耐荷重
20kg
4kg
焦点距離
460±15mm
Z軸稼働範囲
0-100mm
重量
本体
約400kg
電力
最大消費電力
550W
800W
使用電源
200V

【注記】

  • 別途集塵機が必要となります。
  • 製品仕様は改良の為、予告なく変更する場合があります。

レーザクリーニング装置での洗浄方法

ハンディータイプではパルス発振されたレーザ光がガルバノスキャナーを用いて左右に走査することで、点ではなく線として洗浄するタイプの仕様です。

2軸システムはパルス発振されたレーザ光を2軸(XY軸)のガルバノスキャナーを用いて走査することで、二次元的に洗浄するタイプの仕様です。

運用事例

NEW
【2軸スキャナ搭載レーザ洗浄】

Newリリースしました。
複数形状を一括除去します

【製品紹介:イレーザー】

レーザークリーニング装置の製品説明と操作方法のご紹介

【レーザ洗浄機のロボット化】

ロボットを活用したレーザークリーニングの実用化

除去分類表

導入実績

導入用途
導入業種
金型洗浄
樹脂成型、タイヤ製造、ゴム製品製造、スポーツ用品、食品容器、医療器具
蒸着・コーティング除去
自動車製造、半導体成膜装置
さび除去
金型製造、電力関連、工作機械製造、歯科用機械器具、バルブ弁
塗装除去
自動車部品、塗装治具マスキングレス化
その他
溶接焼け
ドライポンプメーカー、塗装メーカー、設備メンテナンス、金属加工製造
脱脂
保守
リビルド

私たちはレーザ加工装置を用いた受託加工屋です。40年以上の加工技術のノウハウを基に導入前の最適条件出しから、お客様への”寄り添い型”としてトータルソリューション致します。

FAQ(よくある質問)

  • Q.01 採用実績は?
  • 2024年の時点で通算100台以上販売しております。金型の成型面の洗浄や、蒸着・コーティング、錆、塗装などの除去にて採用されております。
  • Q.02 納期はどのくらいですか?
  • 2ヶ月~4ヶ月で、受注状況によります。またカスタマイズなどは別途納期調整となります。
  • Q.03 洗浄機が故障した場合の修理期間はどのくらいですか?
  • 標準機の場合、バックアップ機を貸出まで最短一週間前後です。修理品の納品は3ヶ月程要します。
  • Q.04 消耗品は?
  • 標準機としては、保護ガラス・吸気フィルターとなります。
  • Q.05 ロボットなどに自動化することは可能ですか?
  • 実績はあります。まずはお問合せ下さい。
  • Q.06 購入後、カスタマイズは可能ですか?
  • 洗浄能力を落とさず、安全性や耐久性を考慮したカスタマイズを提案します。自社で改造されないようお願い致します。
  • Q.07 保証期間は?
  • 納品後1年間です。
  • Q.08 中古機の販売はしていますか?
  • 私たちが使用しているデモ機のみ販売となります。数に限りがありますので、お問合せ下さい。
  • Q.09 洗浄ブースや養生の仕方はどのようにすれば良いですか?
  • レーザ光の特有の波長をカットする遮光ブースや漏れ光の対策が必要となります。お問合せ下さい。
  • Q.10 洗浄治具(固定方法)の提案は可能ですか?
  • デモンストレーションをさせて頂ければ、ご提案をさせて頂きます。
  • Q.11 安全保護具以外で注意しなければならないこととは?
  • 被除去物がどのような状況にもよりますが、集塵機での吸引とエアブローをおすすめ致します。
  • Q.12 誤って直接人にレーザ光を向けてしまった場合の影響は?
  • 直視、反射光で失明などの影響が出ますので、保護メガネは必須となります。また、レーザ光を直接肌に向けると火傷の恐れがあります。
  • Q.13 打合せやデモを実施せず見積作成は可能ですか?
  • ご参考までに概算価格はお伝えできます。但し、正式見積は洗浄機やオプションの種類があり、カスタマイズも行っておりますので、デモンストレーション後に作成させて頂いております。
  • Q.14 どこで販売していますか?
  • ユーザー様へ直接販売しておりますが、商社様を通して販売させて頂くことも可能です。
  • Q.15 販売エリア及びサポートエリアは?
  • 日本国内のみです。海外への販売事例もございます。お問合せ下さい。
  • Q.16 レンタルまたはリースはありますか?
  • 短期間限定となりますが、レンタルも可能です。お問合せ下さい。
  • Q.17 過去事例の洗浄試験情報を提供することは可能ですか?
  • 例え同じ素材の被除去物の場合でも異る洗浄結果になることが多く、参考になりません。その主要条件は被除去物の厚みや層・母材の表面や素材により異なります。その都度、デモンストレーションにてご確認頂きます。または、「除去分類表」をご参考下さい。
  • Q.18 デモ前の事前打ち合わせ時に「除去できる・出来ない」の判断は可能ですか?
  • 被除去物の情報を頂ければ検討はさせて頂きますが、事前のテストをおすすめ致します。
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